マンションへの住み替えを検討している方が、とても心配されるのが“床の足音”です。
とくに子育て中の方は、「下の階に音が響かないか心配」とよくおっしゃいます。
たしかにマンションは構造の問題で下の階へと音が響きやすいので、足音を完全に完全に消すことはできません。しかし対策次第で軽減させることはできます。
すぐに取り入れられる!床の防音対策2つ
マンションですぐにできる防音対策は、次の2つです。
● コルクマットを敷く
● 防音カーペットを敷く
フローリングの上にコルクマットを敷けば、音を伝えにくくすることができます。
お子さんがいる家庭で人気なのは樹脂素材でできたジョイント(プレイ)マットですが、防音面で考えるのならば、コルク素材のものがおすすめです。
サイズには、30cmの小判タイプや45cmの大判タイプがあるので、室内の広さに合わせたものを選べます。小判タイプのほうが敷き詰めるときには枚数を調整しやすいのですが、継ぎ目が多い分、マット下にホコリが溜まりやすくなる点だけ注意してください。
価格も安価なので、リビング全体に敷き詰めても1~2万円前後で済ませられるでしょう。コルク素材のジョイントマットの商品は、こちらからご覧になってくださいね。
コルクの質感が苦手な方には、歩いたときの肌ざわりがやさしい防音カーペットもおすすめです。ラグのように一部分にだけ敷くものもあれば、m単位売りで室内全体に敷けるものもあります。防音カーペットの商品例はこちらから。
カーペットは自分で購入して敷くこともできますが、壁際や角の処理をきちんとしたい方は、DAIKENのようなメーカーやリフォーム会社に依頼するのがおすすめです。
自分で敷くよりも費用は高くなってしまいますが、剥がれや浮きの心配はなくなります。
リフォーム時期や入居前におすすめしたい防音対策
リフォームを考えている方や入居前の方におすすめしたいのが、二重床へのリフォームです。
二重床は、コンクリートの基礎部分と床の仕上げ材の間に空洞をつくることで、音を伝わりにくくする防音方法です。防音マットやカーペットよりも高い防音効果があり、マットとカーペットと組み合わせると、さらに高い防音効果が期待できます。
しかしこの方法は小さな音には有効ですが、お子さんが飛び跳ねたりしたときに起こる大きな音は、太鼓を叩いたときのように衝撃音として伝わる心配があります。
さらに、床に空洞分のスペースを設けることで必然的に天井が低くなるため、物件によって向き不向きがある点に注意が必要です。
足音や生活音が気になる方は、防音対策も含め、内見時にご相談いただければと思います。
どのような防音対策ができるのかを、一緒に考えましょう^^