ははき木

ははき木

飯田にお住まいのお客様のご契約で、飯田に行きました。

コロナ禍の約3年間、遠方のお客様のご契約は、リモートや郵送で行うことが多かったのですが、やはり、ご契約は、実際にお会いして、お顔を見ながら行うのが断然いいですね。

また、遠方でのご契約の際は、せっかくなので、妻を同伴して、現地に宿泊します。
こういうことでも無いとなかなか旅行は行けないので、ひとつの楽しみでもあります。

今回は飯田からほど近い、阿智村の昼神温泉に泊まる予定ですが、
時間があったので、県歌「信濃の国」に”たずねまほしき園原や”とうたわれている
”園原”を訪ねることにしました。

その昔、都から東国を結ぶ東山道が通っており、
東山道最大の難所の神坂峠を越えて降りてきた最初の里が園原だったそうです。

なんとも険しい山道を通ってきて、さぞほっとしたことでしょうね。
園原は旅から帰った都人の話題にもなって、さかんに歌に詠まれ、物語にも取り上げられています。

中でも、紫式部の「源氏物語」の巻名にもなっている「ははき木」は桧(ひのき)の老木で、都において多くの古典文学に使われたとのこと。

残念ながら、昭和33年の台風で倒れてしまい、根本のみを残すのみですが、
ビジターセンターのお姉さんのおすすめもあって見にゆくことにしました。

東山道の山道から、立て札を目印にやや険しい道を登ってゆくとたどり着くことができました。

深緑のなか、古の人々に愛された古木を愛で、神秘的な気分にしばし浸ることができました。

昼神温泉のなんともちょうどいい湯加減の温泉に浸かったあとはお食事です。

妻は、北陸出身にも関わらず、蟹が苦手なので、宿泊先には必ずその旨伝えておきます。

でも、「まさかこの時期、蟹は出ないよね。」と話ていましたが・・・。
なんとも可愛らしい沢蟹がお皿の上に乗っていました(*^-^*)
妻はかわりに小魚にしていただいています。

あまりにかわいい姿に食べるのがためらわれましたが、
最後の最後に、美味しくいただきました。

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