息子夫婦が購入した中古マンションを訪ねて、はじめて練馬区光が丘へ行ってきました。
日曜日。しかも、まるで四月のようなぽかぽか陽気。
駅を出ると、空の青さとやわらかな日差しに包まれた広場が目に入りました。駅隣接の商業施設は人であふれ、飲食店には行列。広場ではイベントが開催され、子どもたちのはしゃぐ声があちこちから聞こえてきます。
写真に収めたその光景は、まさに“街が呼吸している”ような賑わいでした。
なかでも、私がいちばん驚いたのは「子どもの多さ」です。
少子化の時代、と言われて久しいですね。
どこの街へ行っても、子どもの姿がまばらで、少しさびしさを感じることもあります。ところが光が丘では、ベビーカーを押す若いご夫婦、小さな手をつないで歩く親子、兄弟で走り回る姿が本当に多い。
駅周辺にずらりと並ぶ自転車を見ても、子ども用シート付きのものが目立ちます。
「ああ、この街にはちゃんと“次の世代”が息づいているんだな」と、しみじみ思いました。

子どもが多いと、街は自然と活気づきます。
にぎやかで、少し騒がしくて、でもどこか安心感がある。
不動産の仕事をしていると、「立地」「利便性」「価格」といった言葉がつい口をついて出ますが、実はそれ以上に大切なのは、その街の“空気”かもしれません。
どんな人が住み、どんな声が響き、どんな未来が描かれているのか。
息子夫婦の新しい住まいを訪ねるはずが、いつの間にか私は街そのものを観察していました。職業病ですね(笑)。
光が丘は大規模団地の街でもあり、整備された並木道や広い公園も印象的でした。
子どもが安心して遊べる空間があり、買い物も便利で、交通の便も良い。
こうした環境が、自然と子育て世帯を引き寄せているのでしょう。
長野市でも、若い世代が安心して子育てできる環境づくりは、これからますます大切になります。
学校区の話や、周辺の公園、通学路の安全性。
物件の説明をするとき、私はつい、そんな話をしてしまいます。
「この街には、どんな未来がありそうですか?」
そんな問いを、これからもお客様と一緒に考えていきたいと思います。
子どもが多い街は、それだけで希望が見える気がします。
賑やかな声は、未来の音ですから。
地方にも、こんな光景がもっと増えるといいですね。
長野の街角で、子どもたちの笑い声があふれる日常を思い描きながら、帰りの新幹線の中でそんなことを考えていました。
息子の新居を見に行ったはずが、すっかり“街の未来”を見学してきた気分です。
不動産屋という仕事は、家を扱う仕事でありながら、実は「人」と「これから」を扱う仕事なのかもしれません。
ぽかぽか陽気の光が丘で感じた、あのあたたかな賑わい。
長野でも、きっと大丈夫。
そんな気持ちで、また明日も街を歩こうと思います。

